縦裂FNO

日々、見るもの流れゆく物の例え。

考察

ドレスデン・ホロコースト

ドレスデン爆撃と聞いてそれを知っている人はどれくらいいるだろうか。あまり多くはないはずだ。かく言う僕もその爆撃があったこと自体は知っていたが、名前だけ、という程度だったのだ。しかし、最近読んだカート・ヴォネガットの小説『スローターハウス5…

友人の父の死に思うこと

先日、中学時代からの知り合いである友達の父親が亡くなっていたことを知った。その友人とは中学時代は本当によく遊んでいて、大の親友だった。家が近かったということもあり、彼の家へも何度も遊びに行っていたので、当然その父親と何度も顔を合わせていた…

夏はよく人が死ぬ 後編

僕は無響室に入った事がある。無響室というのは字の如く、音が吸収され響かない部屋のことで、ここで声を出しても耳をふさいで喋っているような感じがするし、声もいつもより大きく発声しないと相手に届きにくい。手を叩いたときに出るパンッという音も、部…

青春への決別

人間はいつ、「青春が終わった」と感じるのだろう。僕はこの問を何人かの知り合いに尋ねたことがあるが、「10代まで」と答える人もいれば、「大学を卒業したら」、「30代になったら」と答えは人によってばらばらだった。 三島由紀夫は『潮騒』を29歳で、村…

睡眠不足のサカナ。最期に見る夢。

植物は昼に光合成を行い酸素を吐き出す。夜は呼吸で二酸化炭素を吐き出す。こう習ったときに、植物も寝るのかなと思った。別に光合成や呼吸が睡眠に関係あるわけじゃないけど、なんとなくそう思った。枯れてしおれる前に新芽の頃の夢を見るのか、雨が降らな…

見たまま感じるまま

-----水は透明だろうか 多くの人は「そうだ」と答えると思う。ではなぜ‘水色‘という色があるのだろうか。絵を描く際、見える風景に素直になれば水は無色透明のはず。 -----太陽は赤いか黄色いか では太陽は赤(外国では黄色)のイメージなのだろうか。実際は…

見てるようで見ていない

東京の高円寺の商店街を歩いていると建物が取り壊されていた。 「あれ、ここになにがあったかな」と考える。何度も通っているはずの道。しかしそこにあったはずのものを思い出すことはできない。 何度目だろう?と思う。更地になっている場所を見るとそこに…

ピンクの看板

僕はピンク色の看板のクリーニング屋はすべて同じ系列の店だと思っていた。 つまりピンク色の看板のクリーニング屋はすべてホワイト急便なのだと思っていたワケだ。これじゃまるで日本にはホワイト急便と白洋舍の2つのクリーニング屋しか存在していないよう…

「秘密」と「内緒」は違うのか

誰だって秘密を知ってしまうことはある。誰だって内緒にしていることはある。なんとも似てるようで違うこの2つの言葉。 あくまで僕個人の考えなのだけど、「秘密」には優越感が、「内緒」には劣等感が潜んでいる。 例えば ・自分は友達のNとXがこっそり付き…